ボジョレー・ヌーヴォーの特徴と飲み方《ソムリエインストラクター資格の口コミ》

ボージョレ・ヌーヴォーは他のワインとは違う特殊な製法で作られます。その製法は「マセラシオン・カルボニック」と呼ばれていてブドウの味が反映されやすく、飲むことでその年のブドウの出来栄えを推し量ることができるのです。ボージョレ・ヌーヴォーの注目度が高いのは、このような理由によるものです。

ここではそんなボージョレ・ヌーヴォーの特徴と飲み方についてご紹介します。

１．ボージョレ・ヌーヴォーの特徴

ボージョレ・ヌーヴォーを楽しむためにその特徴を覚えておきましょう。

ひとつはボージョレ・ヌーヴォーが、渋味の少ない「ガメイ種」と呼ばれる黒ブドウを使っていることです。これによりフレッシュな状態で飲むのにも適したワインになります。

そしてもうひとつの特徴は、その味わいが酸味が少なくフルーティーであること。そのため出来立てのワインとして楽しむのにピッタリの味を備えています。さわやかなブドウを味わいを感じるのが好きな人なら、ボージョレ・ヌーヴォーは非常においしく飲めるはずです。

２．ボージョレ・ヌーヴォーの飲み方

・少し冷やす

赤ワインは常温で飲むことが多いのですが、ボージョレ・ヌーヴォーは渋みを抑えるために少し冷やして飲むのがおすすめです。冷やす時間は冷蔵庫で1時間程度が目安で、冷やし過ぎてしまうと、香りが立ちにくくなるうえに、フルーティーさも感じにくくなってしまいます。時間を測って冷やしましょう。

・解禁から数カ月以内に飲む

ボージョレ・ヌーヴォーは新酒なので、出来立ての味を確かめたいならできるだけ早く飲むのがおすすめです。ボージョレ・ヌーヴォーのおいしさを楽しみたいなら、解禁から数カ月以内に飲みましょう。

・ワインセラーで寝かせてもOK

ボージョレ・ヌーヴォーは新酒として味わうのが一般的ですが、ワインセラーで熟成させるというのもひとつの方法です。事実ワイン愛好家の中にはそのようにして毎年楽しんでいる人もいます。自分で熟成させるときは、温度管理を徹底させるなど、手間をかける必要がありますが、その分ワインをより楽しむことができるでしょう。