石鹼は原料にも種類があり、それぞれ違った特徴をもっています。
ここでは石鹸の原料の違いによる種類をご紹介します。
1.油脂の違い
・牛脂
牛脂はきめ細やかな泡が立つのが特徴です。
動物性なので人間の皮脂になじみやすく、刺激も少ないので肌が弱い人でも安心して使えます。
・ヤシ油
ヤシ油の特徴は、泡立ちが良く洗浄力が高いところです。
ただ乾燥しやすく刺激が強いという面もあります。
・オリーブ油
オリーブ油には、肌にやさしく潤いを与える成分が含まれています。またしっかりとした洗浄力も期待できます。ただ泡立ちはそれほどないため、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
比較的手に入れやすい植物油なので、石鹸作りには取り入れやすいといえるでしょう。
2.脂肪酸の違い
石鹸を作る時には、脂肪酸を直接反応させる中和法を用いる場合もあります。その場合、脂肪酸の種類によって出来上がる石鹸の性質にも大きな違いが出ます。
ここでは代表的な脂肪酸をご紹介します。
・ミリスチン酸
ミリスチン酸は冷たい水にも溶ける性質を持っています。
ヤシ油やパーム核油からとれる脂肪酸のひとつで、安全性が高く酸化しにくいのが特徴です。やや粗く大きい泡になります。
・パルミチン酸
パルミチン酸は水に溶けにくい性質を持っています。
原料はパームや牛脂で、泡はやや大きめで長持ちしやすいのが特徴です。
石鹸はこの他にも用途(化粧用、薬用、洗濯用)別や、形状(固形、紙、液体)別、製法(機械練り、枠練り)別など、いろいろな種類に分けられます。
それによって効果にも違いが出てくるので、使用目的に合わせた選び方が必要です。
《石鹸アーティスト資格の口コミ》
石鹸アーティストは、手作り石鹼の作り方を知っているだけではなく、その知識を他者に教えられるスキルを持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・市販の石鹸は刺激が強すぎるので、安全で安心、使い心地のいい石鹸を自分で作れるようになってよかったです。
・熱を加えない手作り石鹸は、自然由来の成分が壊れにくい上、美容成分も入れられるので満足です。
・コロナ禍で手を洗う機会が増えたこの頃、肌にアレルギーがある私にとって手作り石鹸は大切です。
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