食事介助とは、一人で食事をすることが難しくなってきた高齢者の食事の手伝いをすること。歳をとるとあごの筋力の低下、口が開きづらくなる、手先が震えて箸が上手く使えない、食事がよく見えないといったことが起こるようになります。そんな時に必要になるのが食事介助なのです。
ところで食事介助と言えば食事中の手伝いというイメージですが、実は食事前の準備がとても重要だということをご存じですか?
ここでは食事前にどのような準備をすればいいのかを、2回に分けてご紹介します。
1.食事前の声掛け
高齢者の方の中には時間の感覚が鈍っている方も多く、食事の時間を忘れがちです。また直前まで寝ていることもあるため、食事前にきちんと目を覚ましてもらうことも必要になります。そのため食事の時間であることを伝えることも大切なんです。
声掛けを行うときは食事のメニューを説明しましょう。こうすることで脳の刺激になるだけでなく、食欲をアップさせる効果が期待できます。
2.食事に集中できる環境にする
高齢者の食事では、食べることに集中することも大切です。集中力が切れてしまうと、食事がそれ以上進まず、カロリー不足や栄養不足につながってしまいます。
そのために食事の前には排せつを済ませ、途中で席を立つことがないようにしましょう。そしてテレビなど気が散る音をなくすのも集中力が上がります。つけておくならボリュームを下げておきましょう。
3.部屋と身の回りを清潔にする
食事を始める時には部屋や身の回りを清潔にしておきましょう。本人が動ける場合は洗面所で手を洗い、動けない場合はおしぼりなどを使い、手や指を拭いてあげましょう。
また食中毒を防ぐためにも、手はもちろんのこと食器も清潔を保つことを心がけます。そして食事をこぼした時に備え、エプロンや前掛けを準備しましょう。
寝たきりの状態の場合は部屋の中ににおいがこもり、食欲が低下しがちなので、換気も忘れないように行います。
《介護食作りインストラクター資格の口コミ》
超高齢社会の日本では、介護食の需要が伸びており、そのスキルを身につけることで家庭や仕事で活かすことが可能になります。
介護食作りインストラクターは、介護食の役割や介護食の作り方に関する基本的な知識を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご紹介しましょう。
・介護士をしているので、利用者さんたちのサポートの役に立てばと取りました。
・介護職にもいろいろあるので、どんな食事が本人に合っているのかわかりませんでした。資格で得た知識でその時の状態に合わせた介護食が作れるようになりました。
・介護食の作り方だけでなく、介助の手順や方法も理解できて取ってよかったと思っています。
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