ブショネとはワインの品質が劣化したことを指し、そのニオイはカビ臭い、湿ったぞうきんのようなどと例えられ、本来のワインの風味が大きく損なわれた状態です。
ただワインの味が変化する原因には、ブショネの他にもわかりづらい酸化や劣化が考えられます。
ではこのブショネを見分けるにはどうすればいいのでしょうか？
１．ブショネの見分け方
・グラスに注いで空気を含ませる
まずワインを注いだ後にしっかりと空気を含ませることが大切です。こうすることはワインのおいしさを引き出すことにもつながります。
・１～２分そのままにして再び香りをかぐ
そしてそのまま１～２分待ちましょう。その後もう一度ワインの香りをかいでみてください。ここでワインの香りが悪化した場合は、ブショネだと判断できます。
２．ブショネに当たってしまったら？
・ブショネに当たる確率は？
一般的には２～３％だといわれています。
・どう対応すればいいか
〇小売店のワインの場合
小売店で購入した場合はその店によって対応は分かれます。中には交換などの対応をとっている店もありますが、ほとんどは交換や返金の対応をしていないのが実情です。
そもそもワインの専門店でなければ、ブショネの存在さえ理解していない可能性もあるので、説明しても交換や返金に応じてもらうのは難しいでしょう。
〇レストランのワインの場合
レストランではワインを開ける際にテイスティングを行います。もしブショネであれば、その時点でわかるので、他のワインとの交換が可能です。
・ブショネの活用法
小売店で購入したワインは交換などに対応してもらうのは難しいので、その場合は料理に使うのもひとつの方法です。赤ワインなら肉を柔らかくするためにビーフシチューに入れたり、白ワインなら相性のいい魚介類の料理に使うのがおすすめです。
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ソムリエインストラクターは、ワインのあらゆる知識と料理に合わせたワインをお客様に提供できる能力がある人に与えられる資格です。
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