乳幼児食に鉄分が重要な理由《ベビーフードインストラクター資格の口コミ》

乳幼児の食事には多くの栄養素が必要ですが、その中でも特に「鉄分」が重要になります。ではなぜ鉄分が重要な栄養になるのでしょうか。

そもそも鉄分とはどのような栄養素なのでしょうか？

鉄分は人間が健康な生活を送るために必要不可欠な「必須ミネラル」のひとつです。必須ミネラルにはカルシウムやマグネシウムなど16種類あり、これらのひとつでも不足した状態になると、最悪の場合、命の危険すら起きかねません。

そしてこの中で最も重要なのが、全身に酸素を届ける役割を果たしている鉄分です。

ほとんどの鉄分は、血液の中にある「ヘモグロビン」という形で存在し、これは体の中の細胞に酸素を届けたり、不要になった二酸化炭素の排出を行っています。つまり正常な呼吸をするためにヘモグロビンは必要不可欠で、不足すれば酸欠の状態になってしまうというわけです。

乳幼児の場合、鉄分が欠乏すると酸欠だけでなく、いろいろな症状が出ます。その中でも最も心配されるのが脳への影響です。

具体的な症状としては、ちょっとしたことで泣いたり、注意力が散漫になる、更に周囲への関心や認知能力、言語学習能力、記憶力などが低下するといわれています。

鉄分には2種類あります。

・ヘム鉄

ヘム鉄は動物などに含まれ、効率よく吸収できることが特徴です。しかしヘム鉄はレバーや貝類などに含まれているものの、日本人の一般的な食事ではなかなか摂取できていないというのが現状です。

・非ヘム鉄

一方非ヘム鉄は植物などに含まれている鉄分です。食材としては小松菜やひじき、豆乳などに豊富に含まれています。ただしヘム鉄に比べ、効率的に吸収できないため、自分ではしっかり鉄分を摂っているつもりでも、吸収しきれず、結果的に鉄分不足に陥ってしまっている場合もあります。

ベビーフードインストラクターは、子供の成長に合わせた食事に関する知識を十分に理解し、春夏秋冬や行事に合わせた献立や、幼児に与えるおすすめの食材を使用した献立を考え、食事を作れる人に与えられる資格です。

ではこの資格を持つ人たちの口コミをご紹介しましょう。

・育児書だけではわからなかった、幼児食の知識や子どもの身体の仕組みまでわかり、取得して本当に良かったと思います。

・幼児食に合う食材や栄養にも知識があることが裏付けられて、実生活でもとても安心して子供に食事を作ることができます。

・保育士として幼児食の専門知識が身についたことで、お母さんたちにも適切なアドバイスができて喜ばれています。

日本インストラクター技術協会