マインドコントロールとは、人から強い影響を受けて意思、行動、信念などが形成され、支配者の意のままに行動してしまうことです。支配者は「視野を狭める」ことでマインドコントロールしてこようとしてきます。ということは、視野を広げることがマインドコントロールを解くために大事なことになります。では具体的にはどのようにすればいいのでしょうか？
１．自分を客観視する
マインドコントロールされていると、支配者の言葉がすべて正しいように思えてしまいます。ここで大切なのが自分を客観視すること。そのためには支配者の言葉と反対のメッセージを脳内にイメージします。この肯定と否定の情報がセットになった時、客観的に物事を判断できるもう一人の自分が現れます。これを何度も繰り返していくことで、冷静に客観的な判断ができるようになるでしょう。
２．周りの人の話を聞く
支配者やその信者の言うことばかり聞いていると、どんどん視野が狭くなっていきます。するといつの間にか支配者とターゲットの間に不条理な関係が生まれてくることが多いものです。少しでも違和感を感じたら、周りのたくさんの人ー家族、友達、第三者などーの話を聞いてください。
あらゆる人の意見を聞き、視野を広げるのです。
３．二元論（善悪）で物事を判断しない
二元論とは異なった二つの原理で、あらゆる物事を説明しようとすることです。マインドコントロールにおいては、支配者にとって都合のいいことを「善」、都合の悪いことを「悪」として判断させようとします。
二元論で生きている人はマインドコントロールされやすい傾向にあります。なぜなら自分が「悪」に当てはまることを極端に嫌がるからです。
支配者によって誤った善悪の刷り込みが行われると、相手の都合のいい「善」に従ってしまいます。善と悪だけで物事を判断するのではなく、「どちらでもない」「どちらでもいい」「他にも選択肢がある」と考えられるようになれば、視野が広がり正しい判断がしやすくなります。
４．心理カウンセリングを受ける
人は自分が正しいと思って生きているものなので、マインドコントロールを解くのは実際には非常に難しいことでしょう。自分たちでどうすることもできないと思ったら、プロに任せてみるのもひとつの方法です。第三者の話を聞くことで狭まった視野を広げることにつながるかもしれません。
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