日本インストラクター技術協会のブログへようこそ!
今回は日本インストラクター技術協会の「食用油アドバイザー」にちなんだトリビアをご紹介します。
スーパーにはいろいろな油が売られていますよね。
「でもカラダにいい油ってどれなの?」と思ったことはありませんか?
【えごま油って?】
よく話題になるのは「えごま油」。
えごまとはシソ科の植物で、その種から油を搾って作られています。
えごま油が体にいいといわれるのは「α-リノレン酸」を豊富に含んでいるからです。
α-リノレン酸は体の中では作れない必須脂肪酸というもので、食べ物から摂るしかありません。
必須脂肪酸は体を正常に保つには欠かせないものです。
そのα-リノレン酸は体の中に入るとある栄養素へと変わります。
それは
ドコサヘキサエン酸(DHA)と、エイコサペンタエン酸(EPA)です。
DHAといえば魚を連想する人が多いのではないでしょか?
昔の日本人は肉よりも魚を多く食べていました。
しかし戦後は食生活の欧米化が進んで、肉を食べる機会の方が多くなっています。
これが高血圧や動脈硬化、心臓病、ガン、さらには認知症やうつ病などを招くことにもつながってしまいます。
DHAやEPAを摂ることで脳の神経細胞を活性化することができます。
ですから生活習慣病だけではなく、認知症予防にもなる理由です。
【ダイエットにも!】
更にえごま油にはローズマリー酸というポリフェノールの一種が含まれます。
これには糖質の吸収を抑える働きがあるため、ダイエットにも効果があるといわれているんです。
【注意点は2つ】
ただ注意点もあります。
ひとつは摂取量を守ること。
もともと油の摂り過ぎは体に良くないといわれ、えごま油も例外ではありません。
1日に小さじ1杯を目安に摂るようにしましょう。
そのまま飲んでもサラダにドレッシング代わりに使ってもOKです。
そしてもうひとつは加熱しないこと。
これはえごま油が熱に弱く酸化しやすいためです。