猫はもともと単独で行動する動物。そのため本来はあまり鳴かない動物だといわれています。しかし人と暮らすうち、鳴き声でのコミュニケーションをとるようになり、その気持ちを体全体で表現することもあります。
1.鳴き声
「ミャアミャア」とリズミカルに鳴けば甘えています。「グルル」「ゴロゴロ」も同じです。子猫が母猫に甘える時もこの鳴き方。ただし「ゴロゴロ」は体調不良の場合もあるので要注意です。
「ニャッ」は挨拶や返事。「ニャーーン」は要求の鳴き声。そしてちょっと気を引きたい時は「ニャン」。
反対に威嚇は口を閉じ「ウー」「ンー」。「シャー」「フー」は敵意を表しています。
「アオーン、アオーン」は有名な発情期の鳴き声です。
2.しっぽ
しっぽがまっすぐなら「うれしい」気持ちの表れ。飼い主さんになら「甘えたい」「
遊んでほしい」と表現しています。
逆にしっぽを垂らし、両足に巻き込んでいたら「怖い」。こんな時はその原因を取り除くようにしてあげてください。
そしてしっぽが激しく動いていたら不機嫌です。構わずそっとしておいてあげましょう。更にタヌキのように膨らんでるしっぽは何かを威嚇しています。
3.全身
耳をぺたりと伏せて力を抜いている時はリラックス、ぴんと立てていたら警戒モードです。
毛を逆立て背を丸めていれば威嚇、反対にうずくまって伏せていれば何かを怖がっています。同じような状態を表すしぐさとしては、片足を上げて止まっていることも。相手の出方をうかがっているか、緊張して固まっています。
そしてお腹を上にして寝転がっていればリラックス状態です。
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