犬の嗅覚は人間の３０～４０倍といわれています。犬は嗅覚によって身の回りのさまざまな状況を判断し、鼻を使って感情や状態を伝えようともします。そして犬はその鼻をなめることもよくあります。それにはいろいろな理由が考えられます。
１．活動を開始する
犬が鼻をなめる時は、これから活動開始するという合図である可能性があります。
犬の鼻は基本的にいつも湿っているもので、その状態だとニオイをよりしっかりとかぎ分けられます。逆に鼻が乾燥していては本調子で活動できません。
この行動は犬の本能とも言える行動なので、特に心配はありません。
２．不安や緊張が隠れている
犬が鼻をなめてどこか落ち着きのない様子なら、不安や緊張の状態にあり、自分を落ち着かせようとしていると考えましょう。
また自分だけでなく、他の犬や飼い主など、相手を落ち着かせようとしていることもあります。飼い主に叱られている時に鼻をなめているのは、飼い主に落ち着いてほしいと思っているのかもしれません。
３．食欲が低下している
犬が鼻をなめている時は食欲が低下している可能性も考えられます。食欲が低下しているということは、犬に何らかの問題が起きている可能性もあるので要注意です。
４．単に鼻を湿らせている
前述した通り、通常犬の鼻は濡れているものです。寝起きは鼻が乾燥しているので、湿らせようとなめていることがあります。
４．病気のサインの場合も
鼻をなめている時は、鼻に痛みやかゆみがあることも考えられます。これに気づくには普段からのコミニケションが大切。見た目にも変化があるかもしれないのでよく観察してみましょう。
考えられる病気としては、鼻炎や副鼻腔炎などの鼻そのものの病気や、発熱して鼻が乾燥していることも考えられます。反対に濡れ過ぎている場合は、風邪かもしれません。
いずれにせよ異常を感じたら、早めに動物病院で診てもらうのがおすすめです。
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