犬の交配を行うのは非常に難しいものです。最も重要なのは最適な時期に交配を行うこと。犬にとって安全で健康的な交配を行うために、適した時期に交配を行いしましょう。
１．出産に適した時期は２～５歳ごろ
犬は生後６～１２カ月で初めての発情期を迎えますが、交配できるのは２回目以降です。
しかし一般的に犬の出産に適した時期は２～５歳といわれています。その理由に大きく関係しているのが母体への影響です。
１歳程度で出産してしまうと、母体が摂取した栄養がほとんど胎児にいってしまうため、母体の成長が阻まれてしまいます。犬の十分な成長を待ってから交配を行うことが望ましいのです。
２．１歳程度では遺伝病の有無がわからない
犬の交配の最適な時期が２歳からというのは、胎児への影響も考慮されているためです。
１歳程度の場合、まだまだ遺伝的な影響がわからない時期で、出産した子供に遺伝病が出る可能性もあります。
遺伝病の有無がはっきりする２歳以降の出産が、子供の健康のためにもいいのです。
３．６歳を過ぎてからの出産は母体への負担が大きい
６歳を過ぎた段階では、母体に負担が大きい上、難産の危険があり、避けたほうがいいとされています。
これは筋肉が衰えるせいで、生まれてくる子供にも先天性疾患の発症率が高まるなど、トラブルが起きることも少なくありません。
これらのことを考え合わせると、犬の交配の適齢期は２～５歳ということになります。犬の５歳は人間の４０歳程度であり、出産の最適な時期は人間とそれほど変わりません。
犬の交配については十分な知識が必要です。ブリーディングがしたいと考えるなら事前にしっかりと勉強し、母犬と生まれてくる子犬の将来も見据えた上で始めましょう。
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