飼い主が出かけようとするとソワソワしたり後をついて回ったりする犬は、分離不安症という状態に陥っています。重症化すると物を壊したり、血が出るまで自分の体をなめたりする自虐的行為をしてしまう犬もいます。
このような分離不安症になる原因は何なのでしょうか?
1.留守番のトラウマ
犬は留守番をした時に、長時間放置されたり、留守番中に雷などの恐怖体験をすると分離不安症を引き起こす場合があります。
基本的には留守番ができる犬ですが、できる限りの配慮をしてあげることが大切です。
2.生活環境の変化
犬は生活環境に何らかの変化があると、それにスムーズな対応ができず、飼い主に頼る気持ちが強くなり、分離不安症につながってしまいます。
具体的には引越しや、出産などで家族が増えたタイミングに起こりやすいといえます。
3.過剰なしつけ
犬にしつけをすることはとても重要です。しかし度を越したしつけは、犬の分離不安症つながってしまうので十分な注意が必要です。
飼い主自身が過剰なしつけに気づけない場合もあるので、犬に分離不安症の症状があれば、客観的に自分自身のしつけを見直してみることも必要です。
4.もともとの気質や加齢
個体差によって、分離不安症になりやすい犬となりにくい犬がいるのも事実です。
また加齢によっても分離不安は発症しやすくなることがあります。
【分離不安症になったらどうする?】
・数十秒~1分と短時間から飼い主と離れる時間を作り、徐々に時間をのばし”ひとり”に慣れさせる
・留守番の時にはお気に入りのおもちゃや飼い主のにおいがついたものを与えるなどして、環境を整える
・外出するときはできるだけ気づかれないようにさりげなく
・留守番中の失敗を叱らない
・家にいるときに構い過ぎない
《ペットセラピーインストラクター資格の口コミ》
ペットセラピーインストラクターは、日常的な音、留守番や来客、引越しなどによる環境の変化、多頭飼い、子育てなどのさまざまなストレスの原因について理解し、適切に対処できる人に与えられる資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご紹介しましょう。
・犬が誰にでもに吠えるなど問題行動が多かったため取りました。資格で得た知識のおかげで犬の気持ちがわかるようになり、それに応じて接し方も変えられるようになりました。
・動物病院での仕事で、原因のはっきりしない犬の不調が増えていることが気になっていました。ストレスを与えない接し方などを、飼い主さんにアドバイスしています。
・ストレスによる問題行動のケアの仕方がわかって、犬も私も穏やかに暮らせるようになりました。
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