日本インストラクター技術協会のブログへようこそ!
ここでは日本インストラクター技術協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本インストラクター技術協会には建築に関連する資格もあります。
建築業界で欠かせない「鳶(とび)職」は、江戸時代からあった職業です。
「鳶」という名前の由来は、「鳶口(とびぐち)」という仕事道具からきています。
【鳶職は江戸時代から】
鳶職が生まれた江戸時代には140種類も職業があったそうです。
その中でも「華の三職」と呼ばれた代表的な仕事がありました。
それは大工、左官、そして鳶です。
その収入も一般的な町人はおよそ300文だったのに対して、この三職に関しては540文にもなったそうです。
ただしその分、これらの仕事に就くには厳しい10年もの下積み時代を乗り越える必要がありました。
そう甘くはないですね…
【火事場で活躍してモテた鳶職】
時代劇でもよく登場する火消し。
江戸時代は頻繁に火事が起きて、2~3年に1回は大火災が起きていたといいます。
そんなころ「店火消し(たなびけし)」という商家の男性が働く組織ができました。
でもいざ火事が起きると全く役に立ちません。
そこで鳶職人が雇われるようになったのです。
江戸時代の消火活動は今のように火を消すことではありません。
火消しは延焼を防ぐために先回りして、家屋を壊す作業です。
そんな火事場で鳶職人たちは、鳶口をもって鮮やかな手さばきで解体していったのでした。
その後八代将軍吉宗の時代に「町火消し」が作られ、鳶職人はいよいよ本格的に火消しの仕事を任されることになりました。
鳶職人は、今でいうアイドルのように女性からモテたそうです。
派手な火消し装束を着て纏(まとい)を振りかざし、命を懸けて火事場に飛び込む姿は女性を虜にしてしまいました。
高収入の上、カッコいいんですからそれはモテたでしょうね~
現在でも鳶職は「足場鳶」「鉄骨鳶」「重量鳶」と、建設現場でなくてはならない存在です。
日本インストラクター技術協会にはさまざまな教える資格がそろっています。ぜひチェックしてみてください。