日本インストラクター技術協会のブログへようこそ!
ここでは日本インストラクター技術協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本インストラクター技術協会には介護食やベビーフードの資格もあります。
高齢者や赤ちゃんの食事とともに必要になるのが紙おむつ。
【紙おむつの処分費用は税金から】
紙おむつの処理に税金が使われていることを知っていますか?
日本では年間約95万トンの紙おむつが生産されています。
海外輸出に40万トン、残り55万トンが日本で使われている量です。
特に高齢者の紙おむつは10年で160%も増加しています。
紙おむつはゴミになると重さが約4倍になります。
この量は年間にして、東京ドーム約533個分にもなるんです。
これを焼却処分します。
ここまでの費用が税金で賄われているんです。
大変な額になることが想像できますね。
【紙おむつをリサイクルできなかった理由】
単純に紙おむつをもう一度紙おむつに再生(水平リサイクル)できれば、効率的で環境にもよくなるとだれもが思うところです。
紙おむつがこれまでリサイクルされてこなかったのには、2つ理由があるんです。
①使用済み紙おむつから排泄物を完全に取り除けない。
②水分を含んでいるので重くて回収が難しい。
【ユニ・チャームが開発・特許取得】
紙おむつ国内最大手のユニ・チャームが、このふたつの問題をクリアしていよいよ2023年にリサイクルした紙おむつを販売することを予定しています。
その方法はまず使用済み紙おむつを細かく砕いて、水を混ぜ分離、パルプだけを取り出します。
その後落ち切れていない汚れをオゾン処理できれいにして、再生できるパルプに変えるという方法です。
紙おむつの回収については2016年から鹿児島県内で実証実験してきたそうです。
特許も取得済みで、この後は実際にリサイクルした紙おむつが売れるかどうか。
紙おむつのゴミはどんどん増えています。
リサイクルが上手くいけば、処分費用が減る上に二酸化炭素の排出削減にもなります。
個別回収にみんなが協力して、再生された紙おむつが実際に受け入れられれば成功なのですが・・・
日本インストラクター技術協会にはさまざまな分野の教える資格がそろっています。ぜひチェックしてみてください。