日本インストラクター技術協会のブログへようこそ!
ここでは日本インストラクター技術協会の資格のひとつ「着付け方インストラクター」にちなんだトリビアをご紹介します。
着物と言うと、ちょっと敷居が高いと思われる方は少なくないのではないでしょうか?おそらく値段が高い、着る機会が少ないというのが多くの方の理由かと思います。
また着付けができないからとい言う人もいるでしょう。洋服と違って、着物は着付けやたたみ方を習わないと着られませんからね。
ではなぜ着物って値段が高いのでしょう?
1.そもそも着物人口が少ないから大量生産できない
「大量生産すればコストが安くなる」と思うかもしれません。でも着物を着る人の人口が少ないので洋服のようには売れません。
2.全てが手作業で手間暇がかかる
着物は織物を作る時点で手間と時間がかかります。仕立て(業界用語でが「誂え(あつらえ)」といいます)もにも手間や時間に加え熟練した技術が必要です。
現在その仕立てをする職人さんの平均年齢は60代です。後継者が少ないのも悩みの種だといいます。
ここだけはコスト削減というわけにはいかないわけです。その上に間に入る業者さんの手数料、運賃、販売者の方の利益がのるので更に金額は上がります。
3.原材料が高い
着物の原材料の代表格は絹です。洋服に使うような化学繊維ではなく、天然素材なのでそう簡単には作れません。その分高くなってしまうんです。
着物はこのような理由で値段が高いわけですが、それだけに価値があるものです。
【着物を着る人は増えている】
前述しましたが、着物人口が少ないというのは確かです。これは着物を「買って着る人」という意味合いです。
でも着物を「着る人」という意味では実は年々増えています。これは「レンタル」「アンティークショップ」「骨董品」などを利用する人たちの数字です。
日本の文化のひとつである着物を絶やさないように、上手に活かしていきたいですね。
日本インストラクター技術協会の「着付け方インストラクター」は、そんな日本の文化を大事にしていく存在でもあります。着物に興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。