日本インストラクター技術協会のブログへようこそ!
ここでは日本インストラクター技術協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本インストラクター技術協会には動物に関連する資格もあります。
動物に対する税金があったのを知っていますか?
これは日本での話。
ウサギ税、犬税というものです。
【ウサギ税とは?】
ウサギ税が存在したのは明治6年~12年のこと。
場所は東京都です。
当時外国産の珍しいウサギをペットとして飼うことが、商家の旦那や華族、僧侶などのお金持ちの間でとても流行っていました。
「秘密の兎会」と称して、高額の展示即売会が開かれて1羽数百円という高値で取引されていたそうです。
その頃の1円は今の2万円程度ですからかなりの値段ですよね。
何かが流行すると悪いことを考える者が出てくるのが常です。
普通の白いウサギに色をぬった偽物を売るという輩もでてきました。
異常なまでのブームに、東京都は兎会を禁止しようとしますが上手くいきません。
そこでウサギの売り買いを認める代わりに税金を課したのです。
ウサギ税は1羽につき月額1円。
もし届けを出さなければ、2円の税金を支払わなければなりません。
儲けようとしていた人たちには、とんでもなく高い税金になったわけです。
本当にペットとしてかわいがっていた人たちは、ウサギ税を支払いながら飼い続けました。
問題はただ儲けたいばかりに飼っていた人たち。
ウサギを手放そうと安く売りさばいたり、川に捨てたり、鍋にして食べてしまったりしました。
【犬税とは?】
昭和50年代まで市町村税の中に犬税がありました。
課税の仕方は地方によってそれぞれ違っていたそうです。
一律1頭いくらというところもあれば、飼育地域や飼育目的(猟犬、闘犬、愛玩犬など)によって違う場合も。
中には犬種を指定している地域もありました。
それは「狆(ちん)」です。
狆は日本原産で元から上流階級などが飼っていたため、愛玩犬の代表とされていたようです。
それで税金の対象になってしまったわけですね。
日本インストラクター技術協会にはさまざまな分野の教える資格がそろっています。ぜひチェックしてみてください。