日本インストラクター技術協会のブログへようこそ!
ここでは日本インストラクター技術協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本インストラクター技術協会には飲み物に関連する資格もあります。
紅茶のファンの方は多いと思いますが、その紅茶に等級があるのを知ってますか?
「オレンジ・ペコー」という言葉なら聞いたことがあるでしょう。
実はこれ、紅茶の茶葉のサイズを示す言葉なんです。
全く同じ場所で同じ時期に採った茶葉でも、大きさはまちまちです。
そのまま紅茶にしてしまうと、葉が開くタイミングがバラバラで味が安定しません。
そこで紅茶を作る時には、茶葉をサイズや形状によって区分します。
このことを「Grading(グレーディング)=等級区分」と呼びます。
これは外見を表すだけで、品質とは関係ありません。
1.オレンジ・ペコ―(OP)
茶葉の長さは7~11mmと大型で、葉肉は薄い。
水色(すいしょく)は明るく薄いものが多い。
香味が強いのが特徴。
2.ペコ―(P)
OPよりも短く、葉は太め。
水色はOPよりも濃い。
3.ブロークン・オレンジ・ペコ―(BOP)
OPを揉む時にカットしたもの。
サイズは2~4mmで、市販品の多くはこのタイプ。
水色は濃く、香りがよい。
4.ブロークン・ペコー(BP)
BOPよりもサイズが大きく中級品。
水色はやや弱めで増量用に使われる。
5.ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス(BOPF)
BOPよりも小さめで、水色は濃く、早く抽出できる。
ブレンドによく使われる上級品。
6.ファニングス(F)
平たく小さいが、ダストよりは大きい。
7.ダスト(D)
葉のサイズが一番小さい。
私たちがふだん家庭で飲む紅茶と言えば、ティーバッグが多いですよね。
ティーバッグの場合は、製法が違ってきます。
その製法は「CTC製法」。
CTC製法は短時間で紅茶が出るように細かい茶葉で作る方法です。
ここで使われる等級は、ブロークン、ファニングス、ダストになります。
日本インストラクター技術協会にはさまざまな分野の教える資格があります。あなたもトライしてみませんか?