「音楽療法士」はまだまだ日本ではメジャーとはいえません。音楽療法士として専門的に働くよりも、看護師や介護士が現場で音楽療法をしているというのが現状です。
しかし言い換えれば「音楽が持つ力」を理解していれば、誰にでも音楽を使って人を助ける入り口に立つことができるということになります。
ここでは音楽が持つ力とその効果についてご紹介します。
1.音楽療法とは
音楽療法は第二次世界大戦後のアメリカで生まれたケアの方法です。
音楽を楽しむことにより、傷ついたり落ち込んだりした心の状態を回復させる効果があるといわれています。
音楽療法を取り入れるには音楽や心理など、幅広い分野に関する知識が必要不可欠です。
2.音楽療法のメリット
音楽なら言葉を使わなくてもコミュニケーションをとることが可能です。そのため言葉で自分の気持ちを表現することが難しい人に対しても、アプローチができます。
また音楽療法は単なるケアの方法ではなく、レクリエーションとして楽しみながら行えるというメリットもあります。
音楽療法の考えに基づいたプログラムに取り組むことで、達成感や満足感を得ることもできるでしょう。
3.医療福祉の現場で注目されている
・高齢者
高齢者施設で音楽療法は、介護予防や認知症の症状改善のための手段として用いられています。集団で取り組むこともできるので、それぞれ個別の事情を抱える高齢者に対しても問題なく対応できます。
・子供
子供の発達に対しても良い影響をもたらす音楽療法は、発達障害を持つ子供に対しても実践されることが多く、高い効果を発揮しています。言葉で自分の気持ちを表現することが難しい子供でも、音楽療法を行うことで感情を素直に表現しやすくなります。
・医療
医療施設での音楽療法では、特にリハビリや心のケアに対して行われることが多くみられます。医療の現場でも音楽療法が取り入れられていることから、大きな効果が期待できるということがうかがえます。
このような音楽療法の効果を活かすためには、音楽の特性や正しい活用方法を理解することが重要です。
《音楽療法カウンセラー資格の口コミ》
音楽療法カウンセラーは、ふだんの生活の中で感じる音楽の歴史、効果などのさまざまな知識を習得し、ライフスタイルの中における音楽の役割、重要性を考え、空間における音楽の考え方、利用方法を身につけた人に与えられる資格です。
音楽療法カウンセラーの資格を持つ人たちからは、こんな口コミが寄せられています。
・福祉業界ではよく知られている補完医療ですので、福祉に関わる人にはぜひ取ってもらいたい資格ですね。
・心理カウンセラーとして、音楽療法にも詳しくなりたくて取得しました。生活への音楽の取り入れ方をアドバイスできるようになりました。
・音楽は心を癒してくれるだけではなく、生理的な効果や社会的な効果もあると理解できました。病院や施設などでのボランティア活動に活かしていきたいともいます。
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