ワインの味を決める要素は銘柄や産地などさまざまですが、中でもブドウの品種は大きな影響を与えます。ここではワイン用のブドウの特徴と生食用のブドウとの違いについてご紹介します。
1.ワイン用のブドウの特徴
・世界で栽培されているブドウの8割はワイン用
ブドウと言えば、デザートやスイーツに使われるフルーツというイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし実は世界中で栽培されているブドウの8割はワイン用のものなのです。
・良質なワイン用のブドウの特徴
ワインの原料として使われるブドウは、どのようなものが良質とされているのでしょう?その条件として挙げられるのが「粒が小さい」「種が大きい」「皮が厚い」ことです。生で食べるブドウとは求められる条件が全く違うことがわかりますね。
2.ワイン用と生食用のブドウの違い
・タンニンの量
ワインにとって重要なのは、ワインに含まれる渋み成分「タンニン」です。
ワインのタンニンは、味に深みを与えるだけでなく、長時間の熟成を行うときに酸化を抑えるという意味でも重要な存在です。もしタンニンが無ければ、長時間の熟成ができなくなるだけでなく、酸っぱいワインになってしまいます。
そんなタンニンが含まれているのは、ブドウの皮や種の部分。ワインにとって良質なブドウの条件に、生食用とは全く違う「皮が厚く種が大きい」というのには、こんな理由があったのですね。
・ワイン用は香味成分が多い
ワインの魅力はその香りですが、ワイン用のブドウには生食用に比べると香味成分が多く含まれています。
生食用の場合、大粒でみずみずしいものが良いとされていますが、香味成分は少なめになってしまいます。反対に小粒のワイン用のブドウには、香味成分が凝縮されています。このほかにもワイン用のブドウの方が、糖分が多くアルコール分を作りやすいという特徴もあります。
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