華道を習い続けていると、「お免状」の取得を勧められることがあります。ではお免状とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは華道のお免状についてご紹介します。
1.お稽古に通っていると上達に応じて職位が昇格する
お免状とは、簡単に言えばその流派でどのようなことを学んだか、どんな実力を持っているかという証明になるものです。
お稽古に通って技術が上達してくると、それに応じて職位が昇格していきます。職位ごとにお免状は新しいものがもらえるため、モチベーション維持、アップにもなります。
2.お免状の職位の種類と数は流派によって異なる
流派の中での技術や経験の証明となるお免状と職位。この種類や数は流派によって異なります。
華道ではある程度の実力がなければ人に教えることはできませんが、お免状や職位はその目安となる役割を持っています。
例えばお免状や職位の種類が多い池坊では、教室を開く目安とされるのが「助教授三級」というレベル。一方小原流では「准教授」というお免状を取得することで、小原流の生け花を教えるための資格や雅号をつける権利が得られます。また草月流では「四級師範」を取得することで、草月流の先生として自分の弟子をとることができます。
3.履歴書に書ける
華道のお免状や職位はあくまで流派の中でのものになりますが、資格のひとつとして履歴書に記載することもできます。
特に花や日本の伝統文化に関わる仕事をしたい場合は、このお免状や職位が就職などで有利に働くことも。例えお免状や職位が低い、あるいはまだ取得していないという場合でも、「〇〇のお免状(職位)を目指してお勉強中です」と書くという方法もあります。
また花に関係ない仕事でも、日本の文化に興味がある外国人と接する機会が多ければ華道のお免状や職位が役に立つケースがあります。
《花の活け方インストラクター資格の口コミ》
花の活け方インストラクターは、華道の基本知識、華道に必要な道具の使い方、花の活け方、生け花の構成や技法、季節ごとに使われる植物の種類など、華道についての幅広い知識を持っていることが証明される資格です。
ここで花の活け方インストラクターの資格を持つ人の口コミを見てみましょう。
・敷居が高いと思っていた華道でしたが、趣味という目線で見れば意外に気軽に楽しめるものだとわかりました。
・フラワーアレンジメントをやっていますが、花を含めた空間を主役とする華道にも興味がありました。仕事にも役立ちますが、一生の趣味にもなりました。
・基本的な知識を得た上でオリジナル作品を仕上げ、SNSで発進したところ海外の人たちから思わぬ反応がかえってきて楽しいです。
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