茶道といえば千利休を祖とした、「裏千家」「表千家」「武者小路千家」の3つの流派が有名です。この流派には茶道を極めたものに与えられる、「許状」というワンランク上の茶道を習うための許可証のようなものが存在します。
1.裏千家の許状
裏千家は3つの流派の中で最も知名度が高く、千利休の孫「宗旦」の四男である「仙叟宗室(せんそうそうしつ)」が初めに継ぎました。
裏千家には16段の許状の他に、3つの流派の中で唯一、習熟度を示す「資格制度」を設けています。初めは「初伝」「中伝」といった名称でしたが、その後履歴書などで誰が見てもわかるように「初級」「中級」など一般的な表記になりました。
2.表千家の許状
表千家とは、千利休の孫「宗旦」の三男である「江岑宗左(こうしんそうさ)」が、最初に継いだ千家のことです。
裏千家との最も大きな違いは作法です。例えばお茶をたてる時表千家は薄茶を用いて泡は立てませんが、裏千家は主に濃茶を用いて泡を立てるなど、さまざまな違いがあります。
表千家にも許状があり、女性の最高位は「乱飾」。そして最高位である「的伝」は、家元の後継者か、限られた男性のみが取得できる許状です。
3.武者小路千家の許状
武者小路千家とは、千利休の孫「宗旦」の次男である「一翁宗守’(いちおうそうしゅ)」が最初に継いだ千家のことです。
3つの流派の中でやや小規模ではありますが、わびさびと伝統を重んじたスタイルの茶道が特徴です。また着物は地味なものを好んだり、茶はあまり泡立てないほうが望ましいとしたり、合理的な動作が好まれる傾向にあるようです。
武者小路千家の許状については公式な発表はないようです。
《お点前インストラクター資格の口コミ》
お点前インストラクターは、茶道の基本知識や必要な道具、畳の歩き方、掛け物の見方、お点前の方法など、茶道に関する幅広い知識を持っていることが証明される資格です。
お点前インストラクターの資格を持つ人たちからは、次のような口コミが寄せられています。
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