水耕栽培では植物は水からしか栄養を吸収できません。しかし土と違って水にはほとんど栄養がないため、肥料を適切に与えることが重要です。それには肥料を与えるタイミングも見極めなければなりません。ここでは水耕栽培で肥料を投入するタイミングについてご紹介します。
１．種から育てる場合
水耕栽培では種から育てるのが一般的です。種から育てる場合は、基本的に発芽するまで肥料は必要ありません。肥料が入っていても発芽しますが、肥料があるからといって発芽がスムーズにいくわけでなないのです。
発芽して根が出てきたら、肥料を与えることで生長を促進できます。
種から育てることは何もない状態から植物が大きくなっていくので、特に水耕栽培では肥料の役割が大きいといえるでしょう。
２．苗または食材再利用の場合
苗や食材再利用の場合は、最初のうちは肥料を必要としません。観察しながら新しい芽が出てきたら肥料を与えましょう。こうすると植物が大きくなるタイミングで、肥料が効果をあらわします。
苗や食材再利用の場合も、種と同様に肥料は不可欠なものになります。
３．挿し芽からの場合
水耕栽培では、摘み取った脇芽から栽培を行う挿し芽という方法もあります。この場合は挿し芽がすでに水分を吸い上げているため、最初から肥料を加えましょう。
４．肥料の継ぎ足し
・培養液が減ってきたら継ぎ足す
培養液が減ってきたらすぐに継ぎ足します。この時も培養液のバランスが崩れないようにするため、液体肥料の希釈は忘れずに行います。
・栄養素が吸収しにくい冬場はこまめに継ぎ足す
気温が低く、栄養素を吸収にしくくなる冬場は、培養液が減っていなくても特定の栄養素だけが吸い上げられていることも考えられるため、こまめに継ぎ足しを行いましょう。
・葉が多い植物、高く伸びるトマトなどは吸収が早い
植物の種類によって栄養の吸収速度は違います。複数の植物を育てている場合、ひとつの容器だけをチェックしていると、培養液が減っていることに気づかないことも…
葉の多い植物や背の高い植物は、吸収速度が速いので特に注意して観察しましょう。
《水耕栽培インストラクター資格の口コミ》
水耕栽培インストラクターは、水耕栽培を行う上で必要な知識に加え、野菜や果物などの特性別の水耕栽培を熟知していることが証明される資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご紹介しましょう。
・水耕栽培はペットボトルやコップなどの身近なものでも始められ、野菜を収穫する喜びも味わえます。
・自宅の自分の部屋やベランダ、キッチンでも育てられるので、いろいろな植物を育てています。
・何といっても部屋を汚さず、土中にいるような虫が出ないのが水耕栽培のいいところです。野菜の栽培に積極的に取り組んでいます。
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