精油(エッセンシャルオイル)のもつ強い香りは空気中に揮発する性質を持っていて、その度合いの違いが持続時間の違いになります。この揮発する度合いの違いを「ノート」と呼びます。
ノートには3種類あり、その区別は文献によって違う場合もありますが、ここでは一般的なノートについてご紹介しましょう。
1.ノートの種類
・トップノート
立ち上がりが早い香りのことで、30分~2時間程度持続します。
【例】
オレンジやレモンなどの柑橘系、ネロリ、バジル、ティートゥリー、タイム、ベルガモット、ペパーミント、シトロネラ、ユーカリ、ローズウッドなど
・ミドルノート
ゆっくり立ち上がる香りのことで2時間~6時間程度持続します。
【例】
イランイラン、ゼラニウム、アニス、オレガノ、スペアミント、ジャスミン、シナモン、ローズマリー、カルダモンなど
・ベースノート
立ち上がりが遅く、6時間から数日程度香りが持続します。
【例】
サンダルウッド、パチュリー、ベチバー、ベンゾイン
2.ノートを使いこなしてオリジナル香水を作る
香水は時間の経過によって香りが変化するように作られています。そのためトップ、ミドル、ベースの香りを調香師が綿密に組み立てます。
香りの黄金比率は「トップ2:ミドル2:ベース1」。これを組み合わせることで持続時間を変え、オリジナルの香水を作ることもできます。
【オリジナル香水の作り方】
・材料
精油20滴
無水エタノール9ml
・道具
10ccの容器
ビーカー
竹串
日付けシール
・作り方
作りたい香りのイメージを決めて精油を選び、ビーカーに入れて竹串で混ぜる。
香りを確認し、出来上がったら無水エタノールを入れて混ぜ、容器に移し替えたら日付けシールを貼る。
直射日光を避け冷暗所に保管、2週間ほど1日1回振り混ぜます。この間は使わず寝かせておきます。3カ月以内に使い切りましょう。
人工の香水に比べて、精油で作る香水は自然なやさしい香りです。香りの持続時間「ノート」を使いこなして、お気に入りのオリジナルアロマ香水を作ってみませんか?
《アロマオイル士資格の口コミ》
アロマオイル士は、美容とアロマの両方の知識を持つ人に与えられる資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご覧ください。
・アロマオイルのいろいろな活用法が身について、毎日の生活が豊かになりました。
・精油のブレンドの仕方がわかり、どこにも売っていない自分のお気に入りの香水が作れます。
・その人その人に合ったオリジナル香水を作り、資格を活かした副業にできればと思っています。
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