フランスの首都パリといえば、「おしゃれな街」というイメージですよね。
それは洗濯物の干し方にもあらわれているようです。
【洗濯物は絶対に外に干さない!】
美意識の高いパリの人たちの間では、洗濯物の外干しはご法度!
法律で決められているわけではないのですが、「洗濯物はプライベートものだから人に見られたくない」という意識からだそうです。
そして外干しできない理由はもうひとつあります。
それは何と大気汚染。
パリでは相当に深刻で、自動車の侵入を制限することもあるようです。
なので、パリでは部屋干しか乾燥機で洗濯物を干します。
また外干ししない理由に、「景観を損ねないように」という気持ちがあることはもちろんです。
【柔軟剤は必須!】
パリに住んだら柔軟剤は欠かせません。
日本のように普通の水道水では洗えないからです。
フランスの水はカルシウム分が多い硬水のためにお湯でないと汚れが落ちず、洗濯物がゴワゴワになってしまいます。
硬水対策として石灰中和剤を使う人が多いそうです。
お湯の温度は洗濯物の種類にもよりますが、作業服など汚れがひどい場合で最高90℃と日本ではちょっと考えられない温度!
(日本の洗濯機では50℃以上は使えません…)
そのために柔軟剤は必須なんです。
そしてお湯を使うのには歴史的背景も。
ヨーロッパでは昔ペスト菌が大流行した時代がありました。
その菌を死滅させるために、お湯を使うのが一般的になったということです。
確かに90℃なら確実に菌はやっつけられますよね。
【洗濯に3時間⁈】
フランスの洗濯機はドラム式が主流です。
その洗濯にかかる時間は、なんと2~3時間!
時短設定にしても1時間!
とにかく時間がかかるんです。
日本のように出かける前にチャチャッと…というワケにはいかないようです。
その上音が大きいのも日本の洗濯機と大きく違う点。
ところ変われば洗濯も変わる…ですね。